高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

香魚

昨夜なにげなく奥さまと話をしていて知ったのだが、魚のアユは魚ヘンに占で「鮎」だったのね。いや、知らなかったわけではないのだが、勘違いをしていた。アユは香る魚で「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれているのだが、そのことで勝手にアユは魚ヘンに香だと思っていたのだ。

 

そんな字は、存在しなかった。

 

 

正直、私は魚の区別があまりつかない。

 

個人的に「好きな魚はサワラとアユ」

 

ということになっているが、別に味が好きとかではなく、字ヅラが気に入っていたのだ。

 

サワラは魚ヘンに春で鰆。

アユは魚ヘンに香で、と…

 

どちらも、なんだか優美ではないか?

 

春を呼ぶ魚で鰆。

香り高い魚で香魚。

 

逆に、なぜ占う魚なんだろう?

 

ちょっと調べてみた。

むかしむかし、神巧皇后が占いに釣りを行った。その時につれた魚がアユだった、と…。

 

神巧皇后って…だれ?

 

やっぱ魚ヘンに香で良くない?

 

 

ちなみにこの「鮎」、中国ではナマズをさすこともあるらしい。占うの字に「ねばつく」という意味があるらしく、体表のねばねばしているナマズのことを「鮎」と。

 

 

やっぱ魚ヘンに香で良くない?

 

 

ま、そんなこんなでアユを中心に話してきたが、昨夜の晩ごはんは鰆の竜田揚げでした。

 

酒と醤油とショウガに漬け込んで片栗粉をまぶして揚げるだけ。かんたん。もう旬としてはギリギリな感じだが、美味かったのでオススメしておきます。

 

それでは。

 

冷凍さわらフィーレ 骨取り

冷凍さわらフィーレ 骨取り

 

 

満月

はい、こんばんは。すっかり投稿が遅くなってしまった。

 

別に忙しかったわけではない。

 

ただ、ボーっとしてたらこんな時間だった。

 

ところで、毎週日曜日はnoteにて週に一度の掌編投稿をつづけていることは、こちらのブログでもたまに(本当にたまに)お伝えしているが、今回は月をテーマにした作品を2つ、並べた。

 

note.mu

 

 

あ、たぶん忘れられていると思うが私は写真ではなく物書きがメインである。と、いちおう言っておく。忘れられていると思うから。

 

 

これもまた、以前からお伝えしているが、私は昨年までの6年間、千葉県の柏市の方で、朗読イベントを開催していた。まぁ、私個人ではなくもうひとりの小説家である女性とふたり、それぞれに作品を持ち寄って朗読し、そこに演奏陣が加わって即興で音を加える、というイベントだった。

基本的にはそれぞれ1作品を持ち寄っていたが、ときどき興が乗って2作品用意することもあった。今回の投稿ではそんな2作品を並べてみた。

 

先ほど読み返してみてもとんでもなく難解な物語と、先ほど読み返してみてもとんでもなく私らしくない滑稽譚。なんだか懐かしかった。

 

ちょうど能楽狂言のような組み合わせを狙って書いたことを思い出したりした。

 

 

 

 

この前の金曜日、いわゆる「平成最後の満月」だったらしい。

 

私は土曜日の早朝に撮影に出かけたことで、明け方の満月を見る機会に恵まれた。

平成最後だからどうという感慨はないが、たしかにうつくしい月であった。ちょうど道に迷っていた時間帯だったので撮影はできなかったが…。

 

 

月というものは、太陽に比べて想像力を掻き立てるチカラを持っていると思う。別に今回の投稿作品が自分の最高傑作とは思わないが、なんとなく自分でも理解できないほどの作品として、印象に残っているので敢えてこちらでも宣伝しておこうかな、と。

 

いや、本当は他の作品を読んでもらいたい。もっと分かりやすいモノもあるし、もっとロマンチックなモノもあるから。ヘタをすると、最初に今回の作品を読んでしまったがゆえに、「コイツの作品は訳が分からん」なんて思われてしまう可能性もある。

 

でもね、そもそも私が物書きメインってことすら忘れられそうなんだから、とりあえず宣伝ぐらいさせてもらおうと思う。

 

ま、そんな感じです。

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月 photo by takakita

 

蔵出し

昨日こちらのブログで宣言したとおり、今日は撮影に出掛けた。

 

朝5時、まいごになった…。

 

いや、ちょっと朝っぱらから与野公園という場所に行こうと思っていたのだが、私が思っていた場所とまるで違っていて、うろうろしている間にどこか分からない場所をさまよい歩いていたのだ。

 

まぁ、珍しくないことである。

 

 

で、当初の予定より1時間ほど多く歩いたのち、ようやく与野公園に到着。

 

が、しかし…

 

時期が悪すぎた。

 

与野公園、さくらと薔薇が有名だが、カンペキなまでにそのどちらも見られない。

 

さくらは9割りがた散っていたし、薔薇は1輪たりとも咲いていない。かろうじて、ツツジが少々。

 

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与野公園ツツジ photo by takakita

 

 

はい、園内滞在時間、およそ20分。

 

1時間半もかけてたどり着いたのに。

 

 

さすがにこれでは諦められない。

 

私は次なる撮影場所を頭の中に思い浮かべる。

 

 

ひとつ、スゲー穴場がある。

 

 

それは、ほとんど降りたこともない、東岩槻という駅。

以前にもお話したが、私の実家は埼玉県の春日部市にある。よって、東武線は馴染みの路線だ。

 

で、車窓から見た景色がキレイな場所は記憶している。

 

とはいえこの東岩槻、穴場中の穴場だ。私がキレイだと思った場所も、線路沿いの畑の片隅に咲く、ごくわずかなラベンダーの花だった。

 

おそらく、たたみ2畳分ぐらいのスペース。

 

 

撮れ高、悪そう…。

 

 

しかし与野公園でほとんど何も撮れなかった私は多少の無理をしてでも何か納得のいく1枚を撮影したい。だから行ってみた。

 

この時点ですでにケータイの歩数計は1万歩を越えている。ワタシ、朝から何をやっているんだ…?

 

それでもめげずに東武線に乗り込み、目的の東岩槻に。そこからあとは、ひたすら線路沿いを歩けばいい。とにかく歩く。

 

で、ラベンダーの咲く場所に。

 

が、しかし

 

が、しかし、だ。

 

 

私有地だった。

 

 

…。

 

……。

 

………。

 

終わった…。

 

 

畦道みたいな場所から入り込めると思っていたのだが、なんとまぁ、そこは完全なる個人の土地だった。

 

入れないのだ。

 

 

 

ふう…

 

疲れがどっと私に襲いかかってきたことは言うまでもない。脚、すでにガクガク。

 

ここに潔く告げようと思う。

 

 

今日の撮影は失敗に終わった!

 

 

 

と、そんなわけでたいした写真が載せられないのだが、こんな長々と最後まで読んでいただいた挙げ句にそれは申し訳ないので、以前に撮った作品の蔵出しを。

 

 

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photo by takakita

 

 

 

 はい、可愛らしい黒猫でごまかそうと思う。

 

 

あぁ、チョー疲れたっ!

 

 

 

テーマの模索

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サテ、先日さくらの撮影企画を終了してからというもの、次なる撮影テーマを模索中の私。

 

さくらという期間限定の被写体であったがゆえに、集中力をもって動き回ることができた。また、ちょっと足を伸ばすだけでいくらでも魅力的な被写体を探し出すことができたというのも、身軽なフットワークを実現させた要素とも思える。

 

しかし、では次なる撮影のメインとなるべく被写体は何だろう?

 

どこにでもある風景や被写体で構わないのだ。要は、それを私だけが撮ることのできる絵として撮影できるかどうか、それが問題なのだ。

 

あまり短いスパンで考えもまとまらないうちにスタートさせても、上手くいくようには思えない。

 

かといって、考えがまとまるまで動かなければ、いつになっても始まらない。

 

なかなか悩ましい問題である。

 

候補としては、さくらと同じように何らかの花をメインに据えること。たとえばこれからの季節なら薔薇とか。

 

あるいはさくらの撮影でも何度かおこなった夜の撮影。ライトアップされた夜景ではなく、ちょっとした日常的な景色を夜の闇の中で撮影することで、何らかの魅力を引き出せるかもしれない。春は特に。

 

あるいはもっと単純に、季節を撮る、というおおざっぱなテーマを設定するのも悪くない。これからは新緑の季節だ。うつくしい絵なら、それなりに撮れるのでは…

 

それともそろそろ始まる連休中、どうせ街中は混雑するし、田舎を歩きつつ奥さまでも撮影しようかなぁ…なんてことも考えている。

 

 

そう、候補ならあるのだ。いくつかではあるが、絵となるイメージも頭の中に出来上がっている。しかし、どれも単発的なものでしかない。一時的ではあれ、まとまりのあるライフワークとなるようなテーマ…なかなかムズカシイ。

 

加えて、レタッチについても最近どうすべきか考えることがある。

 

基本的には、あまりレタッチをしない人間だ。こちらのブログに載せている作品も、簡単な明度や彩度を調整した程度のものだ。FUJIFILMのカメラは、フィルムシミュレーションを使ってしまえばそこそこ雰囲気は出せるので。

 

もっと積極的に手を加えてみるべきか…。

 

レタッチについては面倒だしキリがないというのもあるが、単純にその手の作業が苦手なのだ。キチンと知識を持った上で選択肢としてレタッチはしない、というのなら構わないが、あまり出来もしないのに否定するのも如何なものか、とも思う。

 

少し勉強するかどうか…。

 

 

と、そんなこんなでまだちょっと動き出すまでに時間が掛かりそう。しばらくは単発的に撮っていこうかな。

 

ま、単発的でもそれを続けていくなかで何らかのまとまりのある作品になるかもしれないしね。

 

ということで、明日は撮影に出掛けます。

ジャズフルート

 

オパス・デ・ファンク

オパス・デ・ファンク

 

 

オーパス・デ・ファンク

オーパス・デ・ファンク

 

 

この前の土曜日、友人のフルート奏者のライブに出掛けた。と、先日そんなお話をしたばかりだが、フルートとピアノトリオの、素晴らしい演奏だった。

 

そんなわけで、今日のアルバム紹介はコチラ。

 

残念ながら、フルート奏者は可憐な女性ではなく、オッサン。しかしこの男、フルートだけでなく、サックスもスゴい。

 

そこに、ブルージーでファンキー寄りのピアニスト、ジュニア・マンス。

 

脂っこくなりすぎそうなところで、フルートの音色が効果的にバランスを取っている。イチバン美味くて、でも気づけばカロリーたっぷり。危険なヤツだ。

 

そう、美味しいモノは脂肪と糖でできている。

 

…うん、何でもない。

言ってみたかっただけ。

 

それはともかくとして、料理でもその手の誘惑が抗いがたいものであるのと同じように、このアルバムも最初から引き込まれていく。

 

日本でのライブ盤だ。

 

来日ライブ盤…ときどき観客のヘンな日本語が聴き取れたりしてゲンナリする、なんてこともあるが(演奏が始まるたびに曲名を確認するようにニホン語イングリッシュで呟く女性の声が入っているアルバム、なんてものもあった)、このアルバムにかんしてはそんな心配もない。どちらかといえば上品すぎるぐらい。適度なざわめきと高揚感が伝わってきていい雰囲気。そう、適度な「ガヤガヤ」こそがライブ盤の魅力だ。

 

 

実は今回、友人のライブに出向く数日前にこのアルバムを聴いていた。ピアノトリオ+フルート、そして来日ライブ…共通点が多いのだ。

 

とはいえ、そんなことを考えているのは私ひとりなんで、ライブの曲目が被ったりそれを意識したフレーズが飛び出したり、なんてことはない。

 

しかし逆に、双方の魅力がそれぞれに感じられて楽しかったのは確かだ。

 

ちょっと新しいライブの楽しみかたを見いだしてしまった気がする。

 

 

かなぶん(フルート奏者のあだ名)、ホントに良いライブだったぜッ!

 

 

 

ルパン三世

今朝、漫画家のモンキー・パンチ氏が亡くなったとのニュースを見た。81歳。肺炎とのこと。

 

モンキー・パンチ氏といえばやはりルパン三世。子どもの頃からずっと、大好きなキャラクターだった。

 

実をいえば、わたしが初めて買ってもらった漫画本はルパン三世だった。テレビアニメとちがって子どもが読むにはやや刺激的な描写もあったりしたが、独特の画風に強く惹かれたことを今でも記憶している。

 

 

 

とはいえ、やはり馴染み深いのはテレビアニメや劇場版でのルパンだろう。

カリオストロの城」で囚われの姫にマジックを披露しながら1輪の花をプレゼントする場面には本気で憧れた。将来、あんな男になりたい…なんてことを考えたりしたものだ。まぁ、不器用すぎてマジックがまるで出来ないのだが…。

 

ルパン三世 カリオストロの城
 

 

ところで、皆それぞれに好きなキャラクターというのがあると思うが、私はだんぜん次元大介好きだ。寡黙で独自の美学があり、だけどちょっと不器用で…好きな要素満載。

 

この前イタリアを舞台にしたシリーズの中で、次元がルパンの真似をして女性に花をプレゼントしようとした場面があった。「やっぱりあいつみたいには行かねぇや」とか言いながら失敗したのには共感を持って笑えた。

 

 

そんな、いくつものエピソードが子どもの頃からの思い出としてたくさんある。

 

くしくも昨日、フランスを代表するノートルダム大聖堂で火災が発生した。かの地と縁の深いルパン三世の作者が翌日に亡くなられたことに、運命じみたものを感じなくもない。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

ルパン三世 PARTIV 原画集

ルパン三世 PARTIV 原画集

 

 

 

ノートルダム大聖堂

パリのノートルダム大聖堂で火災が発生した、とのニュースを今朝になって知った。

 

パリはおろかフランスにすら行ったことはないが、気になるニュースではあった。

 

 

たぶん、「ノートルダムの鐘」の影響だ。

 

歴史的建造物を舞台とした悲恋の物語といえば「オペラ座の怪人」とこの「ノートルダムの鐘」だ。

 

 

どちらも舞台化もされ、どちらも人気の作品。どちらも容姿の醜い男の片想いの物語。共通点は多い。

 

違うのは、「オペラ座」は片想いの末に暴走化するのに対して、「ノートルダム」は自ら身を引くという選択を取るという点。

 

ヴィクトル・ユーゴーの名作。ずいぶんと昔のことではあるが、まさかディズニーが手を出すとは思わなかった。

 

ノートル=ダム・ド・パリ(上) (岩波文庫)

ノートル=ダム・ド・パリ(上) (岩波文庫)

 
ノートル=ダム・ド・パリ(下) (岩波文庫)

ノートル=ダム・ド・パリ(下) (岩波文庫)

 

 

実を言えば、原作を読んだのは大人になってからのこと。作品を知ったのは、アニメ化されたディズニーの映画だった。

 

英語版、吹替えナシで観た。

 

英語が苦手なかたなら分かっていただけると思うが、年に1回か2回、「英語、ベンキョーしようかな」、なんてことを考える。

 

基本的にはダイエットと似た構造だと思うが、数日で忘れ去る衝動みたいなものだ。

 

で、その当時も同じような衝動に駆られた。

 

で、「英語で映画を観てみよう」と…。

 

 

当然、あまり複雑な会話が中心の物語ではついていけない。ハリウッドアクションなら内容は理解できるかもしれないが、ただカーチェイスや銃撃戦を観ても勉強にはならない。

 

で、ディズニーだな、と…。

 

 

いやはや驚いた。ディズニーなら間違いなく単純なハナシだと思い込んでいたのだ。ディズニーなら間違いなくハッピーエンドだろうと、勝手に思い込んでいたのだ。

 

しかし、だ。

 

ノートルダムの鐘衝き男、カジモドは、愛する女性のために自ら身を引いた。

 

これ、けっこう衝撃的だった。女性はけっきょく容姿端麗な王子さま的存在に持っていかれてしまうのだ。夢も希望もあったもんじゃない。これ、よくディズニーが手を出したな。

 

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…なんてこと。考えながら観たおかげで、やたらと作品のことを記憶してしまったのだ。

 

私はこの作品で世の不条理を学んだ。

英語は、何ひとつ学べなかったが…。

 

 

すいぶんと話があらぬ方向に逸れたものだ。

 

ノートルダム大聖堂の尖塔が火事になったというニュースからだ。

 

現実の話だ。行ったことのあるかた、あるいはフランスのかたには相当ショッキングな話だろう。

 

しかし私のように、別の意味で静かにショックを受けている人間もいる。カジモド、大丈夫だろうか、と。

 

 

誰もが納得のいく復元というのは難しいのかもしれないが、可能なかぎり、多くのかたが納得できる姿に戻ることを願うばかりである。

 

 

ノートルダムの鐘

ノートルダムの鐘