高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

カッコ―時計

気がつけば、世の中のほとんどの人間がケータイを手にしている。

 

ケータイ苦手派で機種変更などほとんどしたことのない私(まだスマートフォン1代目)ですら、いまでは毎日のように手にしている。

 

情報のほとんどはそこから入手しているし、情報を発信しようというときも、

やはりケータイを活用することが多い。

 

ケータイで写真を撮るのは苦手中の苦手だが、四六時中カメラを持ち歩くわけにもいかないので、そのうちある程度は撮れるようにならなければならない。とは思っている。

 

これから先ケータイが進化しまくれば、もしかするとカメラというモノ自体が消えてしまうのでは、なんて話もチラホラ耳にすることもある。実際、以前は人気だったコンパクトカメラなどは、完全に淘汰された。

 

ビデオカメラだって同じだ。まだまだ格段の差があるとはいえ、そのうち「スマートフォンだけで撮りました」、なんて映画だって出てくるかもしれない。

 

妄想を膨らますなら、私はテレビだってDVDだってヤバイと思っている。

ケータイがプロジェクターのように映像を投影できるようになれば(現にあるようだが)、そしてその画質がテレビに負けないほどになれば、それらもまた消え失せる。

記録媒体でしかないDVDなどは言わずもがなだ。

 

 

ケータイひとつあれば、部屋がとんでもなく片づいてしまう。

波及効果でダイソンすら不要になってしまうかもしれない。

 

辞書や地図だってヤバイ。雑誌、新聞、本、あらゆる紙媒体もヤバイ。CDも。もちろんオーディオだって安泰ではない。財布だって、定期入れだって、荷物が減れば、バッグだってオチオチしてはいられない。そして当然、

 

時計だってヤバイ。

 

現に腕時計はすでに危機に瀕している。時間を確認したいだけならケータイを見ればいいのだ。わざわざ腕をひねって見るまでもない。もはやアレは、腕時計にロマンを感じる者しか使わなくなるのではないだろうか。

 

そして同じく絶滅危惧種の仲間入りとなりそうなのが、家の中の時計たちだ。

ケータイは充電器にセットすると、時刻を表示する。そもそも最初から時計に取って代わってやろうという気が満々なのだ。

今、壁掛け時計や置き時計の需要はいかほどのモノだろう? 今、ベルのついた目覚まし時計を枕もとに置いている人間など、存在するのだろうか? 

 

 

もはや時計に残された道はないのか?

 

いや、まだ諦めるのは早い。

 

時計にだって存在意義はある。

だからこそ遥かむかしから現在まで生き残ってきたのだ。そう、生き残る…

 

これだ!

 

時計に残された道は、

 

ペットとして生き残ることだ!

 

 

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我が家のサト子


 

はい、なにやら壮大なハナシになっているが、とりあえずご紹介しよう。

 

我が家のサト子である。

 

サト子というのは、私と奥さんが勝手につけた名前だ。

鳩時計が、鳩と謳っているにもかかわらずその正体はカッコーである、という紛らわしい存在である以上、われわれも対抗する必要があった。

鳩➡鳩の子➡ハト子➡サト子、ではない。

カッコーのサト子だ。

 

…何を言っているのか、自分でもよく分からない。

 

しかし、我が家ではすでにサト子は家族の一員である。テレビを観ている時や音楽を聴いている時に鳴き始めると、つい「サト子、うるさい!」とか口走っていたりする。

 

コワイな、ワタシ…。

 

サト子はセンサーで明るさを検知する。

つまり、部屋の電気を消せば時間になっても飛び出してくることはない。

夜、遅い時間に奥さんと食事をしていたりすると、イキナリ飛び出してくる。

「サト子、うるさい!」と言いつつ、いちど部屋の電気を消す。するとたちまち巣に戻る。強制的おやすみなさいだ。

 

そんな、鳴くたびに怒られるサト子だが、時どき思うことがある。

私が部屋にいないとき、コイツは本当に鳴いているのだろうか? と。 

もしかしてサボってるんじゃないのか? 

テキトーに鳴いてるふりして、実は数とかいい加減なんじゃないか? とか。

今度こっそり部屋に戻ってみようかと、ホンキで考えたりしている。

 

いやはやワタシ、やっぱりコワイな…。

 

 

とはいえ、我が家でサト子がいかに家族の一員としてのポジションを確立しているかが分かるだろう。

 

ちなみに、サト子は電池が弱まってくると数が数えられなくなる。

時刻に対して鳴く回数がバラバラになってしまうのだ。サボっているわけでもなく。

時計としての針は遅れたりしなかったので、最初はずっと病気かと思って心配した。しかし、あるとき電池を交換したらテキメン復活した。元気いっぱい飛び出してきた。

 

「なんだよサト子、オナカすいてんなら早く言えよ!」

 

 

まぁ、何だかんだいっても、かわいいヤツである。

 

 

Lemnos CUCU カッコー時計 ナチュラル LC10-16 NT

Lemnos CUCU カッコー時計 ナチュラル LC10-16 NT

 

 


LEMNOS(レムノス)/cucup(ククップ)鳩時計