高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

「星の王子さま」のお話

昨日、星空保護区のオハナシをした際、思いっきりついでのように「星の王子さま」の画像を貼りつけてしまったが、「星の王子さま」をそんな粗末な扱いで終わらせてしまうのは申し訳ないので、今日は少しばかり「星の王子さま」について。

 

正直、子どもの頃に読んだことがあるのかも思い出せないのだが、とりあえず昨日の夜と今朝の早い時間を使って「星の王子さま」を読んでみた。

 

星の王子さま (講談社青い鳥文庫)

星の王子さま (講談社青い鳥文庫)

 
星の王子さま

星の王子さま

 

 

 

 

読みはじめは、難解というかコムズカシイと感じた。こんな話だったかなぁ…というのが最初の印象。

作品中でも書かれているが、たぶんこれは子ども向けの物語ではない。

しかし、読み進めていくうちに段々と話の中に入っていけた。

 

 

王子さまと1輪のバラの関係性が、切ない。

 

 

地球のバラ園にたどり着き、最初は自分の星に残していったバラと区別もつかないことに戸惑い失望した王子さまが、最後には、大切なのは自分の星のバラと過ごした時間や、そこでのやり取りにこそあると気づくくだりはちょっと泣ける。

 

本当に大切なことは、目には見えない

 

まさにそのとおり。

 

 

全体的に落ち着いたトーンで語られる物語は、ファンタジーめいた作品世界を大人の鑑賞にたえられるものにしているし、逆に風刺が利きすぎて重たくなるのも防いでいる。

何だかんだでベストな語り口だと思う。

 

 

こういった作品は数年に1度ぐらいのスパンで読み返すべきかもしれない。日々の暮らしの中で少しずつズレていってしまう色々なものを、正しくチューニングするのに役立ちそうだ。

 

まあ、今この文章を書いている自分が正しく矯正されたニンゲンかどうかは分からないが、少なくともこのブログにまともな書評らしい書評をしたことのないワタシが書いた初めての書評だ(というほどではないが)。

それだけの価値はあったのだと思う。

そういうことにしておこう。

 

 

ま、それはともかくとして。

 

そういやむかし、完全にミーハーなノリで、宮崎あおいさんが主演を務めた「星の王子さま」の舞台を観たことがある。

 

ミュージカル 星の王子さま [DVD]

ミュージカル 星の王子さま [DVD]

 

 

華やかな雰囲気で楽しかった。というぐらいしか覚えてないが、たぶんこのあたりの記憶が、改めて読書をしたときに「コムズカシイ」と感じた原因かもしれない。

 

 

最後についでのついで。

せっかくだから、バラの季節にでも「星の王子さまミュージアム」に行ってこようと思う。

 

TBS「星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ」